2021年2月28日 塩山宗満
ルカによる福音書 15章1-7節(新約 138ページ)
「このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。(7節)」 イエス様は一人一人を愛してくださり、迷っている一人が帰ってくるまで探し回って下さいます。野原に残された99匹は最初から正しかったのでしょうか。私たちが自分のことを考えてみると、私たちも以前はやはり迷って、どこへ行ってよいか分からない一匹だったのではないでしょうか。その迷っていた私たちが、イエス様に探しだして戴いて、教会という群の中に加えられたのです。
でも、私たちはいまでもやはり弱い、迷いやすい存在です。一度は囲いの中に入れていただいても、また、迷い出でてしまいかねません。ですから、イエス様に願って、この囲いの中にずっといさせてくださるよう祈っていきましょう。
コロナ危機の中で具体的に私たちはどんなことが出来るでしょう。教会としては礼拝、祈祷会、その他の様々な集会を行って群れの外にいる人たちにイエス様のことを語りかけていきます。どうぞ皆さん、イエス様が一人ひとりのところへ出かけられたように、私たちも忙しい中、やることが一杯ある中で少しだけ、教会の仲間や初めて訪ねてこられた方たちに心を向けてください。
一人の人が、イエス様を救い主と信じて、バプテスマを受けて、クリスチャンになるというのは、徹頭徹尾聖霊の働きによるものです。けれども、そこに私たちの働きも求められています。そして一人の人がクリスチャンになったときには、天においても、地上の教会においても大きな喜びが湧き上がるのです。