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 Mobara Baptist Church

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「見つかった息子」

2021年3月7日 塩山宗満

 ルカによる福音書 15章11-24節(新約 139ページ)

 「『この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ。』そして、祝宴を始めた。(15:24)」首を長くして息子の帰りを待っていた父は、まだ遠く離れていたときに、息子を見つけて憐れに思い、出迎えました。非難めいたことを一言も言わずに息子を赦して、それどころか最大限の歓迎をしているのです。父なる神は私たちが自分勝手に出ていくことを止めませんが、自分から離れていく私たちを「死んだもの、失った者」として悲しみ、そして帰ってくるのを待っておられるのです。私たちはこの弟息子のように、神から多くのものを戴いていながら、あたかも自分の力でそれらを得たようにおもい、自分の思い通りに生きていって何が悪い、と開き直っているのではないでしょうか。
 弟息子が父を離れ家を出たことは大失敗でした。でも彼は、「我に返って」という言葉にあるように、自分のあるべき姿に気がついたのです。ただ、我に返るだけでとどまっていては神の愛や救いに預かることはできません。恥を忍んで、おずおずと帰ってくる息子を待っている父親、これは神のことなのですが、予想もしていなかったようなその神の愛によって私たちは生きていくことができるのです。私たちに求められているのは、神のもとに帰ってくること、そして、神が用意してくださる宴会に身をゆだねることだけなのです。このイエス様が催してくださる宴会にご一緒に加わろうではありませんか。イエス・キリストを救い主と信じて、この人生を教会のなかまと一緒に、また日本中、世界中のキリスト者と一緒に歩いていきませんか。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満