2021年3月28日 塩山宗満
ルカによる福音書 24章1-12節(新約 159ページ)
次週の復活祭、イースターはキリスト教会が特に大切にし、お祝いする祝日です。死んだ人がよみがえったということを受けいれお祝いする人たちはそう多くはないのです。今日の聖書でも、墓から帰ってきた女性たちが、見聞きしたことの一部始終を使徒や弟子たちに話をしたところ、「婦人たちはこれらのことを使徒たちに話したが、 使徒たちは、この話がたわ言のように思われたので、婦人たちを信じなかった。(24:10-11)」と記されています。
2000年前も今も死者の復活を信じるのが難しいことは同じなのです。生まれたばかりのエルサレムの小さな教会はこの主イエスの復活のことを語りながら、そこから苦しみながら成長していきました。そしてそのイエス様による救いのことが何年も何年もたって、世界中に広がっていったのです。
同じ聖書のみ言葉が今の私たちにも語りかけられています。今日はここにいろいろなところから、いろいろな状況の中から神がここに招いてくださった方が集まっています。「あの方は、ここ墓の中にはおられない。復活なさったのだ。」という言葉を信じて、信頼して、ご一緒に礼拝を守りながら毎日を感謝のうちに送っていきましょう。そして、それを自分のうちに持っているだけでなく、私たちの周りの人と分かち合い、神の愛を、恵みを一人でも多くの人たちに知ってもらうよう、神に用いられていくよう祈りましょう。その働きをこの教会のみんなで担っていきましょう。先週、企画・予算総会が開かれ、新しい年度の歩む方向が定められました。コロナ危機の中ですが、工夫をしながら歩みを進めて参りましょう。