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 Mobara Baptist Church

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「あなたは今日・・・」

2021年3月21日 塩山宗満

 ルカによる福音書 23章32-43節(新約 158ページ)

 「「されこうべ」と呼ばれている所に来ると、そこで人々はイエスを十字架につけた。犯罪人も、一人は右に一人は左に、十字架につけた。(23:33)」ドイツの神学者、カール・バルトの言葉を紹介します。
 ここでは、三人とも十字架にかかっています。三人とも同じようにゆっくり死を迎える場にいます。そこでバルトは、「この主イエスと共にいる犯罪人の姿は、最初のキリスト教会だ」と言うのです。主イエスと共にいる場が教会なのです。この二人の犯罪人は名前も分からないし、何をしたかも分かりません。ただ、この二人とも自分たちの意思とは無関係に、主イエスと共に十字架につけられています。
 犯罪人が永遠のいのちを得るために、主イエスが十字架上で死んだことを、この二人の犯罪人が理解していたかは分かりませんが、かれらは確かに「永遠のいのちを得る」という約束を受け取っていたのです。この約束はそのすぐ後の弟子たちへ伝えられ、そしてキリスト教会へ伝えられていきました。そして、今もこれからも伝え続けられていきます。
 この説教は1957年4月19日受難日の金曜日にバーゼルという町の刑務所で語られています。聴いている人たちは文字通り受刑者なのです。その人たちに対して、バルトは、「イエスは、神亡き人、不義の人たちが喜びを得るため、永遠の命を得るために一犯罪者として十字架上で死んだのです。」と語っているのです。
 そしてそれは今のわたしたちにも語られています。主イエスを救い主と信じる者の群れとしての教会で、この主イエスを信じて、与えられているこの時を過ごしていこうではありませんか。


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茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満