2021年6月27日 塩山宗満
ルカによる福音書 19章11-27節 (新約 146ページ)
イエス様は父なる神のもとに帰って、そしてもう一度この世界においでになることになっているのですが、それまではイエス様に従う弟子たちが、与えられた1ムナ、それぞれに与えられた賜物を用いて神の国のことを宣べ伝えることが求められています。それに対して、ある人は10倍、ある人は5倍の実りを得たと、主がほめられたように、主はみんなに同じ結果を求めておられるのではありません。ただ、主人を信頼して、真実に献身をして従う姿が求められているのです。
私たちには聖霊の助けを戴きながら、イエス様のくださった福音を伝えていく、と言うつとめが与えられているのです。たとえ私たちが今、この日本という、宣教をするには難しい社会にいたとしても、コロナ危機の中で宣教が妨げられているとしても、イエスなどは知らない、と言う人たちに囲まれているとしても、私たちは御言葉を宣べ伝え続けることを求められているのです。
その働きの形は人それぞれで違うでしょう。み言葉を語ること、献金すること、訪ねてくる人たちを暖かく迎えること、集会に参加すること、ただただ祈ること、など、言い表せないほどの様々な働きの形があるでしょう。その働きの結果は実りの多少に関わらずなく、主に祝福され、神の国に招き入られるのです。私達には神からの尊い一ムナが託されています。支え合い、励まし合い、祈りながら、共に歩んでいきましょう。
皆さんも1ムナを預けられている一人です。ご一緒に皆さんお一人お一人が預けられている賜物を知恵を絞って、使って聖霊の助けを戴きながら用いていこうではありませんか。