2021年9月19日 塩山宗満
エゼキエル書 34章11-16節 (旧約 1352ページ)
「わたしは失われたものを尋ね求め、追われたものを連れ戻し、傷ついたものを包み、弱ったものを強くする。しかし、肥えたものと強いものを滅ぼす。わたしは公平をもって彼らを養う。(34:16)」偽りの牧者が行わなかったことを、主はこうして一人一人を探し出し養ってくださるのです。
神がイスラエルの民を選んでご自分の民とし、良い信頼関係に入る、という神の御計画が、指導者たち、牧者の過ちによって見えなくなりそうになりました。けれども、神ご自身が牧者となられることによって神の愛が民の中にしみ通っていくことがここに示されています。このことは34章の最後の「お前たちはわたしの群れ、わたしの牧草地の群れである。お前たちは人間であり、わたしはお前たちの神である(34:31)」という神の言葉で成就していきます。
今日の聖書は牧者とはイスラエルの国のリーダーのことを取り上げていました。今自民党の総裁選挙の報道が飛び交っています。自民党総裁は今の国会では総理大臣になるので、国民のために働く真の指導者が選ばれるよう祈りたいと思います。コロナ危機の中にあって、どう収めていくか、やはりリーダーシップが求められますが、これまでのところ充分に状況を検討して、良い対策を立て、うまく展開していったようには思えません。
一方、牧者とは教会のリーダーについても語っているようです。教会も主の導きの下、この群れに関わっているお一人お一人のことをお互いに覚えあい、訪ねあい、包みあう働きをしていかなければなりません。わたしを始め、更に研鑽を重ねて主から委託されている働きを行って参りましょう。