2021年9月26日 塩山宗満
エゼキエル書 37章1-14節 (旧約 1357ページ)
「わたしは命じられたように預言した。すると、霊が彼らの中に入り、彼らは生き返って自分の足で立った。彼らは非常に大きな集団となった。(37:10)」
戦いで死んでいった多くの人たちの骨、というと第二次世界大戦で数千万人もの死んでいった人たち、また南京で起こした虐殺のこと、ナチスによるユダヤ人の虐殺などを思い浮かべますが、骨の山とはそういうところだけではないかもしれません。バビロンに連れて行かれたイスラエルの民と同じように、今生きているわたしたちの世界にも生きる気力を失い・絶望的な状況を見ることがあります。貧困とか差別とか、ちょっとしたことでネットで袋だたきに遭ってしまうなどといった、ただでさえ生きにくいいろいろなことがある中で、コロナ危機がわたしたちを包み込んでしまっています。
そこに必要なのは神の言葉です。枯れた骨に神はエゼキエルを通して「主の言葉を聞け」と語りました。今のこの世にも必要なことは主の言葉を聞くことではないでしょうか。今日は教会学校のリーダーをしておられる皆さんに一言ずつ語っていただきました。
教会学校でみんなで聖書を開き、読み、その与えられた恵みを分かちあう、この時も大切です。どうぞこの教会学校の働きに教師や出席者として加わって、神の言葉を聞き続けてください。
今日の聖書でもう一つ象徴的なのは、神の霊が吹き込まれると人は生きるものとなる、と言うことです。わたしたちの集まりに神の霊が吹き込まれるよう祈りましょう。主イエスを救い主と信じてバプテスマを受ける準備をしている人たちに、その時が来るよう祈りましょう。