本文へスキップ

 Mobara Baptist Church

                     前週                                               次週

「アンティオキアの教会」

2022年7月17日 塩山宗満

 使徒言行録 11章19‐26節 (新約 235ページ)

 「二人は、丸一年の間そこの教会に一緒にいて多くの人を教えた。(11:26)」バルナバとサウロはアンティオキアで宣教活動を行い、この後のキリスト教の発展の基礎を造りあげました。この教会は最初の異邦人を多く含む教会になりました。そして、このアンティオキア教会が世界伝道の基地となってパウロとバルナバをここから何度も伝道旅行に送り出していったのです。
 私はこの教会に招聘されてから19年目ですが、こちらに来て考えさせられたことは、教会の働きはずっと引き継がれていかなければならない、ということです。というのも、この地域は日蓮宗が強いところで、由緒あるお寺がいくつもあり、そのお寺は、それぞれ700年から800年もの歴史を持っています。
 私たちも、今は本当に小さな群れですが、でも生まれたときから「房総半島の伝道の拠点となる」という大きな幻を与えられている教会なのです。100年、200年あとにはこの土地になくてはならない教会になっているでしょう。私たちの現状はとても貧しいものです。一人一人は毎日を必死に生きています。問題は山積みです。教会もまだまだ小さいものです。けれども神が与えてくださった幻ですから、神が責任を持って進ませてくださるのではないでしょうか。このところ、壮年の方がお二人続いてバプテスマを受けられましたが、これからは若い人たちもが信仰に入っていくでしょう。アンティオキアの教会のように幾つかの国の人たちが集まっています。私たちの教会も房総のアンティオキア教会を目指しているのです。目指しつづけましょう。祈りつづけましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

〒297-0012
千葉県茂原市六ツ野3394-5

TEL/FAX 0475-22-8275

牧師 塩山宗満