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 Mobara Baptist Church

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「この世では旅人として生きる」

2022年7月10日 三羽善次

 ペトロの手紙一 2章11‐17節 (新約 430ページ)

 使徒ペトロは「(あなたがたは)旅人であり、仮住まいの身なのです」と、言っています。人生は旅路であると、言われますが「旅(travel)には支障(trouble)がつきもの」とも言われます。ペトロはさらに「仮住まいの身」と言います。パウロは「われらの国籍は天にあり」(フィリピ3:20)と言いました。目に見える地上には固執しない、前を向いて天を目指して生きるのです。
 『天路歴程』(ジョン・バンヤン作)は主人公クリスチャンがいろいろな試練や悪魔の誘惑を受けながらも、途中で諦めないで天を目指して信仰の道を貫いて行く物語です。わたしたち一人一人その人生の旅路で遭う思いがけないトラブル、試練をうけます。
 ロシアが突然ウクライナに侵攻し、多くの人々の命が失われ、町が破壊されました。かつて70年以上前、日本は大東亜共栄圏建設を大義名分として、アジア諸国を侵略しました。国家というものは、領土に固執する生きものです。出来れば少しでも国土を広げたいと、国境や島々を巡って争いを繰り返して来た歴史があります。この度のロシアの侵攻は、国家の本性をあらわにしたとも言えるでしょう
 主イエスは言われました。「『目には目を、歯には歯を』と命じられている。しかし私は言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬も向けなさい」(マタイ5:38~39)と。主イエスは、復讐しては何ないと言われたのです。また主イエスは「剣を取る者は皆、剣で滅びる」(マタイ26:52)とも言われました。
 わたしたちにとってキリスト信仰とは飾りであってはならないのです。試練に悩まされようとも、主の御言葉を信頼し、礼拝・交わりに支えられ、それぞれが信仰の旅路を歩き通しましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満