2022年8月14日 塩山宗満
マタイによる福音書 5章9‐12節 (新約 6ページ)
「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。(5:9)」神の子というのは普通では考えられないことです。イエス様は主なる神を父と呼んでおられ、そのことは私たちも理解できますが、私たち人間が神の子となることはありえないのです。それをイエス様があえて、神を父と呼んで良いと、主の祈りの中で教えてくださっているのです。
キリスト者と神との関係は、イエス様のように、自然的に父・子の関係にあるのではありません。神の子と呼ばれるのは一人一人がイエス様を信じてその信仰を通して神と和解し、受け入れられている状態を言うのです。パウロは、あなた方は神の子とする霊を受けている、と語ります。このような関係になるとイエス様は私たちの事を兄弟とも言ってくださるのです。
神の子と呼ばれるために、そして平和を実現するために私たちに今出来ることはそんなに多くはないかもしれません。でも、身近な平和を作り出す働きに一歩進みだして行きましょう。具体的に何をするかは一人一人違うでしょう。家庭内の平和を作り出すことも大事です。職場での平和を作り出すことも良いでしょう。地域に、またこの日本に真の平和が訪れるように祈って、歩みを進めて行きましょう。このようなことはイエス様を通して神と和解が出来たクリスチャンに与えられた働き、使命なのです。主イエス様がきっと力を与えてくださいます。コロナが一刻も早く収束するように、またウクライナに平和がもたらされるよう祈りましょう。暑い中を旅行する予定の皆さんに神様からのお守りがありますよう祈りましょう。