2022年8月21日 塩山宗満
使徒言行録 15章1‐21節 (新約 242ページ)
ここに描かれている「使徒会議」はキリスト教会が生まれてしば らくして、その成長を考える上でとても大事な会議でした。互いに 強要したり、批判したりするのではなく、神の御心を求めて議論を
重ねて決定しています。教会内でも意見の相違があるのは当然です 。その相違を教会は御言葉と祈りで解決していきます。教会は「イ エス・キリストを救い主と信じる」その一点が重要で、その他のこ
とは意見の違いがあっても乗り越えられるのです。
わたしたちの教会は「誰もが集える教会」をめざして歩んできま した。元気な人も、弱っている人も、障害を持っている人も、性的 少数者も、外国の人たちも「イエス・キリストを救い主と信じる」 ことで一つの教会を造り上げようと努めてきました。例えば、車で の送迎、車いすでも入れるトイレ、点字の聖書、賛美歌を備え手話 通訳も付けることが出来ます。宣教の英訳を毎週配信しています。
来週の礼拝はLatanya Catoさんが宣教をしてくださいますが、この 礼拝はトライリンガル礼拝(三つの言葉の礼拝)というのが正しい でしょう。わたしたちの礼拝は手話言語の同時通訳がありますから 毎週バイリンガルなのです。
「誰もが集える礼拝」のためにわたしたちは様々な工夫と努力を してきました。このような協力はこれからも続いていきます。皆さ んでいろいろな問題を見つけ出し、解決策を探し出し、時には妥協 点も見いだしながらご一緒に歩みを進めて参りましょう。福音が神 の恵みによって一方的に与えられていることをあらためて思い起こ し、主に感謝しつつ毎日を送っていこうではありませんか。