2024年3月17日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 18章28-38節
真理という言葉はヨハネによる福音書に特に25回も出てきます。一般にローマ人やギリシア人が理解する真理とは、ただ、事実がある、と言うこと、間違っていない、と言うことで、聖書でもありのまま、とか神は誠実な方である、とかの使い方が多く用いられています。
けれどもイエス様が言われる真理とは、もっと奥が深い、広がりを持ったことばでした。イエス様が言われる真理とは、神がいかに人々を愛しておられ、そのことをイエス様の生涯を通して人々に知らせようとしておられるか、ということなのです。それは、世の始めから存在しておられる方が、人類のためにこの世に生まれてきて、人々に神の言葉を伝え、人々に神の愛を示し、人々の罪のために十字架にかかって命を捨て、そして復活されて神の右に帰られるまでの一連の出来事、言い換えると福音のことを真理と言っておられるのです。そのことはピラトには当然理解できませんでした。
わたしたちが道であるイエス様に従っていくと、真理、言い換えるとイエス様の福音にたどりつくし、そして福音を受け取って信じて歩むと、永遠の命を約束してくださっているのです。この真理である福音を信じ、福音に従って生き続ける者となっていきたいと願います。
来週は2024年度の活動方針と予算を決める企画・予算総会が予定されています。お手元に議案書が届いていると思いますが、わたしたちの教会がこれらの活動を通して、真理を、福音を追い求め、この町の人たちにそれを伝える働きができるよう祈ります。ご一緒にこの福音を追い求めて、この茂原バプテスト教会で信仰の歩みをしていきましょう。