2024年4月14日 塩山宗満
ペトロの手紙一 1章1-9節
「あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています。 それは、あなたがたが信仰の実りとして魂の救いを受けているからです。(1:8-9)」この当時、福音はどのように伝えられていったのでしょう。当時の信徒は生前の主イエスに出会っている人はほとんどいなかったでしょう。使徒たちの言葉か、手紙を読むことでしょう。キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じている、とはわたしたちと同じですね。
わたしたちはどのようにしてキリストに出会い、キリストを愛し、信じることができるのでしょう。それは、まずこのような礼拝に参加して、みんなで一緒に御言葉を読み、賛美を歌い、祈り、神がわたしたちに伝えようとしておられるメッセージを聞き取ることです。それから、一人静まって聖書を開き、祈る時を持つことも大切です。さらに、さまざまな形で仲間と一緒の教会学校や家庭集会、小さな学びのグループなどで聖書に触れましょう。先週の聖書を読む集いでは聖書にある「勝利」という言葉の意味を聖書のいろいろなところから読み取って行きました。読んでいる内に英語では、元のギリシア語ではなどと質問が飛んできて、理解が進んできました。わたしたちはそのような学びと交わりの中で、「言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています。」という体験をしていくのです。
皆さんにとって「言葉では言い尽くせないすばらしい喜び」とはどんなこと、どんなときでしょう。わたしにとってはこの教会の一回一回のさまざまな集会がそして交わりが喜びの時です。どうぞみなさんもその喜びの時を味わってください。