2024年12月15日 塩山宗満
マタイによる福音書 2章1-8節
イエス様の誕生はユダヤ人ではなく、外国の何人かの学者たちと、ルカ福音書によれば貧しい羊飼いたちだけに知らされています。このことはイエス様の一生の姿を良くあらわしています。異邦人の学者たちはキリストを拝みに来るのですが、その救い主がどこで生まれるのかはユダヤ人に聞かなければなりませんでした。でも、聖書を知っていて預言者の言葉を詳しく調べているはずのユダヤ人は、生まれたばかりのメシア、真の王を拝みに行こうとはしないのです。「ユダの地、ベツレヘムよ、お前はユダの指導者たちの中で、決していちばん小さいものではない。お前から指導者が現れ、わたしの民イスラエルの牧者となるからである。(2:6)」と記されていて、この幼子がイスラエルの民の牧者、真のリーダーになるといわれているのに、その方のところへ行くことはしませんでした。聖書を持っていて、救い主を待っていたはずのユダヤ人たちは、関心を示さず、遠くからやってきた異邦人たちが、聖書の助けによってベツレヘムで幼子に会うことができ、救い主イエスを礼拝するのです。
クリスマスとは、人類の歴史の中に、神の御計画が実現され、御子主イエスを贈って下さるという出来事が起きたことを記念する時なのです。私たちも神へ自分自身を献げたいと思わされます。
クリスマスには、ぜひ神の言葉、福音をこの地域の皆さんに伝えたいと、ここに集まるだけではなく、youtubeでの配信も予定していて、チラシにも、先日配布されたシティライフの広告にもこのことが記されています。イブ礼拝がこの地域の皆さんへの良いプレゼントとなるよう祈って準備を進めていきましょう。