2012年10月7日 塩山宗満
詩編 119編1-8節 (旧約 958ページ)
「いかに幸いなことでしょう、まったき道を踏み、主の律法に歩む人は。(詩編119:1)」
主の律法に歩む、と言うことは実際は何をすることなのでしょうか。イエス様の時代に、ファリサイ派や律法の専門家たちがイエスさまに対して「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」と訊ねました。そこでイエス様は旧約聖書の申命記の言葉を以って答えられます。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』38 これが最も重要な第一の掟である。(37-38節)」続いて、イエス様は「第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』」と言って、神を愛するだけでなく、隣人すなわち人を愛することも同じように大事だと言われたのです。
「幸いな人」とは主の律法に歩む人だと今日の詩編は語ります。イエス様は主の律法に歩む人とは神を愛し、隣人を自分のように愛する人だと言われます。イエス様がご自分の命を賭けて語ってくださった言葉ですから、私たちがそのイエスさまを信じて、従っていく決心ができたなら、神を愛することができるようにしてくださいます。そして、それができたら、隣人を愛することができるようにしてくださるのです。それを本気でやっていくには毎週の礼拝を大事にして神の言葉を聴き続けることです。皆さんとこうして礼拝の中でご一緒にみ言葉を読み、共に賛美をし、祈りあう中でわたしたちは神を愛することを身につけ、そして隣人を愛することを学んでいくのです。ご一緒に、幸いなものとしての道を歩んでいきましょう。