2013年4月7日 塩山宗満
創世記 28章10-22節 (旧約 46ページ)
毎年新しい年度の第1週は、わたしたちがこの一年読み続ける主題聖句の言葉を味わうことをにしています。今年度は「創世記28:15 見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」です。
わたしたちが生きていく中でいろいろな課題に出会ったとき、そのことが神のご意志なのかどうかは、なかなかわかりません。そのようなときにはどうしたらよいのでしょうか。問題を見つめて、原因が分かり、それを取り除ける時もありますし、又、同じ問題を繰り返さないようにと工夫出来ることもあります。単なる失敗なら自分で修正していけますが、自分の力ではどうしようもない問題もあります。そのときこそ、祈って、神の導きを求めていくことができます。その際に、なぜこんなことが自分に起きたのか、と神に恨みを持つようなことは意味がありません。わたしたちはいろいろなできごとの中に神の御心を聞き取っていく、そのような信仰が求められているのです。わたしたちが信じる主なる神は、そのような時にご自分を現して下さり、神の元へ来るように招いておられるのです。
主なる神が、約束したことを果たすまでは、決して見捨てない、と言っておられることはわたしたちの現実の生活の中でどのようなことなのでしょうか。わたしたちはこの言葉を一年間礼拝の中で読み続け、祈り続けますから、この一年を通してその意味を探していきましょう。