2013年5月19日 塩山宗満
イザヤ書 52章7-10節 (新約 143ページ)
預言者は、良い知らせを伝える者の足がいかに美しいか、と叫びます。その良い知らせの中身は、まず平和、救い、そして「あなたの神は王となられた」というメッセージでした。国が亡びて、バビロンに連れて行かれたユダヤ人たちは、神はわたしたちを見捨てられたと嘆き悲しんでいました。そこへ、「あなたの神は王となられた」という知らせがもたらされたのです。そこで、人々は大喜びで、まだ復興していない、廃墟のままのエルサレムの城壁で、見張りは声を上げ、人々はみんなで喜び歌うのです。主なる神は、一度バビロンの手に渡されたエルサレムを買い戻してくださったのです。そのことに気がついた人々は、「地の果てまで、すべての人が、わたしたちの神の救いを仰ぐ。(10節)」と訴えます。エルサレムの町の人だけでなく、地の果てまですべての人が主なる神からの救いを仰ぐようになるのだ、と預言します。
今日はペンテコステです。キリスト教では、この日にイエス様が約束してくださった聖霊が弟子たちに注がれた日で、この日をキリスト教会の誕生日だとして祝ってきました。
私たちの罪のために十字架に掛かり、死んで葬られ、三日目に甦った主イエス・キリストのことを弟子たちが地の果てまで伝えてきました。ここ茂原も地の果てです。すべての人が神の救いを仰ぐようになるために、わたしたちの教会も聖霊を注がれて、良い知らせを伝える働きを続けています。皆さんもその働きに召されています。ご一緒にこの教会の歩みを進めていきましょう。