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 Mobara Baptist Church

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「悟る」

2013年6月30日 田名網宏次

 マタイによる福音書 13章1-9節  (新約 24ページ)

 今日は、「種を蒔く人のたとえ」から神様の御言葉を味わっていきたいと思います。イエス様は、弟子たちとの巡回伝道をする中で多くのたとえを用いた話をされました。たとえ話とは、私たち日本人にとっては物事をわかり易く伝えるための話と思いませんか?しかし、聖書の言語的な解釈の中には、「なぞかけ話」的なわざとわかり難くするための話という意味もあるようなのです。確かに、弟子たちがイエス様に「何故あの人たちにはたとえを用いてお話になるのですか?」と尋ねます。「あなたがたには天の国の秘密を悟ることが許されているが、あの人たちには許されていないからである。」と答えられました。この意味からするとやはりわざわざわかり難くするための話ということなのでしょうか?
 種を蒔く人は、神様です。蒔く種は、御言葉です。種を蒔く人は、蒔いた種が豊かに実を結ぶように種を蒔くに違いありません。神様は、種を蒔くように、蒔かれた御言葉が、私たちの心に植えられ芽を出し、成長し、豊かに実を結ぶように願って蒔かれています。ある御言葉は、私たちの道端のような心に落ちてきます。又、石ころだらけの心におちることもあります。又、茨のような心にも落ちてきます。そして、ある御言葉は、私たちのよい土地のような心に落ちてきます。よい土地のような心とは、御言葉を聞いて悟る心だとイエス様は言われました。その御言葉は、100倍、60倍、30倍の実を結ぶというのです。私たちに蒔かれた御言葉は、今何倍になっているのでしょうか?


日本バプテスト連盟
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牧師 塩山宗満