2014年4月20日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 20章1-10節 (新約 209ページ)
主イエスの復活、ということは、イエス様が生前の生活に戻ったということではありません。イエス様がこの世を去って、神の世界に入られた、ということです。 福音書が語る復活の出来事は、墓が空(から)であったこと、弟子たちが復活された主にお目にかかったこと、この二つだけなのです。そして、この主の復活の出来事がなければ、主の十字架を前に逃げ回っていた弟子たち、主イエスを三度も知らない、と言ったペトロ、指を主のわき腹につっこんでみなければ信じないと言ったトマス、またキリスト教を迫害していたパウロが向きを変えて、キリストを伝える働きに向かい、教会を建てあげ、そして殉教して死んでいくまでになったことの説明がつかないのです。
主イエスの弟子たちにこのイエス様の働きを伝えなければ、という思いが起こされ、教会が起こされ、それから2000年もの間この良い知らせ、福音が教会を通して世界中に語り継がれ、宣べ伝え続けられていったのです。
そして、このイエス様の復活のことも含めた、イエス様の福音、良い知らせが全世界に伝えられ、日本にも届き、ここ茂原でも語られるようになったのです。今日は一人の兄弟が証しをしてくださいましたが、彼だけでなく、ここにおられるどなたにお願いしても、復活された主イエスが皆さんの中に生きておられ、命を与え続けておられることを証ししてくださるでしょう。今日は主イエスのよみがえりを覚えて、喜びましょう。感謝しましょう。そして、わたしたちが喜ぶだけでなく、その喜びが広がっていくように祈り、働き、語っていこうではありませんか。