2015年3月15日 塩山宗満
出エジプト記 34章1-14節 (旧約 150ページ)
神がここで「わたしは契約を結ぶ。わたしはあなたの民すべての前で驚くべき業を行う。」と言われたことは、既に約束されたことの繰り返しなのでしょうか。確かに約束の中身はその通りなのですが、今度の契約は、民の側の同意が求められていないことなのです。神の側が一方的な宣言で約束をし、それを実行する、と言っておられるのです。
この、一方的な神の愛、わたしたちの応答すら求めない神の一方的な契約、神が行われる驚くべき業は、このシナイ半島の荒れ野でイスラエルの民に与えられたものですが、最終的にはこの約束はイエス・キリストがこの世に送られてきたことによって完成しました。神がまずこの世を愛してくださった、そこからすべてが始まっているのです。しかも、世を愛された、ということは、ご自分の気に入ったあの人だけとか、この教会だけ、とかではなく、神のことを考えもしないあの人も、神の愛を撥ね付けるこの人も、愛しておられるのです。
わたしたちはまだ神の愛を知らない人たちに、神と共にいることの喜びを伝えていく務めがあります。そしてそのために私たちはこの茂原バプテスト教会集められ、ここで、喜びを新たにして、確かめて、神がされる驚くべき業を回りの人たちに伝えていくのです。
来週は、2015年度の活動方針と予算を決める総会があります。わたしたちが何をめざして歩んでいけばよいのかをわたしたちみんなで考え、決めていくための総会です。どうか祈りつつわたしたちの方向を決めていきましょう。一人でも多くの人たちに神の「驚くべき業」が行き渡るよう祈り、そして行っていきましょう。