2015年12月13日 塩山宗満
エレミヤ書 31章15-26節 (旧約 1235ページ)
「主はこう言われる。泣きやむがよい。目から涙をぬぐいなさい。あなたの苦しみは報いられる、と主は言われる。(31:16)」この慰めの言葉は、次の新しい契約という預言によって実現されるのです。 主なる神は、一度はなくなってしまったようにみえる民との関係を持ち続けたいと願われました。そこで、神は民との契約の形を変えることを決意されたのです。「見よ、わたしがイスラエルの家、ユダの家と新しい契約を結ぶ日が来る、と主は言われる。(31:31)」
この新しい契約とは今日の召詞にある次のことばです。「しかし、来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。(31:33)」新しい契約では、神は律法を人々の胸の中に授け、心に記す、と言われています。そうなると民のあらゆる人たちが、老若男女を問わず、神を心の内に刻みつけられているのです。
エレミヤが預言した新しい契約は、イエス様を迎えることによって人々のところに届きました。神の言葉はわたしたちの胸の中に、聖霊を通して送られてくるのです。神は御子イエス・キリストを通して、「泣きやむがよい。目から涙をぬぐいなさい。」と言ってわたしたちの苦しみを背負ってくださいます。そのイエス様がお生まれになったことを記念して、わたしたちはクリスマスを迎えようとしています。主がわたしたちの神となってくださいますから、わたしたちも主イエスを救い主と信じ、主の民の一人として、生きていきましょう。章を入力してください。