2016年7月10日 塩山宗満
マルコによる福音書 6章6b-13節 (新約 71ページ)
「十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。(6:12-13)」
弟子たちが出かけていってまず行ったことは「宣教」でした。それも「悔い改めさせるため」の宣教です。悔い改めとは、ただ悪うございました、と言うのではなく、人々を神の方へ向けさせ、これまでの自分の歩みを方向転換させることを言っています。
ただ、悔い改めを迫っただけではなく、多くの悪霊を追い出し、油を塗って病人をいやした、とも記されています。これは弟子たちが自分の力でできることではなく、主イエスを信じることによって、主イエスがされたことと同じことを行う力を戴いて、悔い改めを迫り、悪霊を追い出し、油を塗って病人を癒すことが許されたのです。人々の体と心に慰めと平安を与えることができたのです。
神の不思議な導きによって、今日もこの茂原バプテスト教会へ私たちは呼び出されてきました。それは、私たちが神の言葉に聞き入って、神の言葉に従って生きるようになるためであると同時に、私たちも神の国のことを宣べ伝える働きを担って行っていくためでもありです。イエス様が12人の弟子たちを派遣されたように私たちもいろんなところへ派遣されていきます。その行った先で天の国は近づいたと宣べ伝え、そこに共にいて、共に祈りあうことをゆだねられているのです。訪ねていったさきで、またこの教会を訪ねてこられた方たちに、「シャローム」、平和がありますように、と心から挨拶をし、歓迎しましょう。その働きを神が祝福してくださいます。