2016年8月28日 塩山宗満
マルコによる福音書 8章27-38節 (新約 77ページ)
マルコによる福音書は「 神の子イエス・キリストの福音の初め。(1:1)」と書き始められているように主イエスの福音を伝えようと書かれたものです。今日の聖書個所はその中心点を指しています。
人々はわたしのことを誰と言っているか、と尋ねられたイエス様は、こんどは弟子たちにお聞きになります。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」。これは大事な質問です。人がいろいろ言っているのは分かった。では、あなたはわたしを誰というか。イエス様と一人一人の問題です。弟子たちを代表してペトロが答えます。「あなたは、メシアです。」
イエス様はこれまでご自分のことを公に「メシアだ」と言ってはこられませんでした。でも、この弟子たちの答えは嬉しかったでしょう。ここでは、一般的な教えを語っているのではなく、イエス様とわたしやあなたとの関係なのです。わたしたちは4月からマルコによる福音書を読み続けています。イエス様の行いと言葉を読んできました。そしてこのマルコ福音書を読んでいく中で、「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」と問われています。答えは「あなたこそ、メシアです。」と答えるか、それ以外かなのです。
皆さんお一人お一人が、「あなたこそメシア、キリストです」とあらためて信仰告白し、そしてイエス様を救い主と信じる人たちの群れのなかで、この教会をベースキャンプとしてご一緒に歩みをしていきましょう。そして、それぞれの与えられている場に出て行き、イエス様のことを証しする、そのような歩みをしていきましょう。