2016年12月25日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 1章1-5、14節 (新約 163ページ)
クリスマス、おめでとうございます。このようにみなさんとご一緒にクリスマス礼拝を迎えることができて、とてもうれしく思います。
クリスマスは神の言葉が人となってわたしたちの内に来られた、というできごとです。マルコによる福音書1章15節の、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言う言葉は、あのベツレヘムで生まれたイエスと言う赤ちゃんが30歳ぐらいになって神の言葉を述べ始めたときに、最初に語った言葉です。この主イエスの言葉は、クリスマスのあの飼い葉桶の中に赤ちゃんが置かれたときから始まったのです。赤ちゃんイエスが飼い葉桶に寝かされたときに、神の国は近づいて、私たちのところにやってきました。そして、それを知ったわたしたちはあの羊飼いたちのようにそれを喜んで、賛美をしながら帰って行くのか、ただ聞いてそのままにしてしまうのか、どちらかになるのです。皆さんにお勧めします。どうか神の言葉を聞いて、心に納めて、思いめぐらしてください。この神の言葉に従って歩む人となられるよう神は待っておられます。
さあ、イエス様のご誕生をお祝いしましょう。私たちだけでなく、一人でも多くの周りの人たちと一緒にお祝いしたいと願います。イエス様がお生まれになったときも今の社会も闇の中を歩いているようです。でも、それを乗り越えて光を持ってきてくださってイエス様のご誕生をお迎えするこの時をご一緒に喜びましょう。イエス様を信じて歩むものの努めは何なのかをしっかり見極め、この教会を拠点として神の国の働きに加わっていきましょう。