2017年9月3日 塩山宗満
マタイによる福音書 8章23-27節 (新約 14ページ)
「そのとき、湖に激しい嵐が起こり、舟は波にのまれそうになった。イエスは眠っておられた。弟子たちは近寄って起こし、「主よ、助けてください。おぼれそうです」と言った。(8:24-25)」
初代の教会は様々な嵐に出会って、沈みそうになるのですが、それでもその只中にイエス様が来てくださって次に進む道を示してくださいました。それは、2000年経ってこの茂原の地に生まれた教会でも同じことです。わたしたちの教会には年を取った人も、若い人も、中年の人も、外国から来た人もいろんな人たちが集められています。その違いを持った一人一人が、「あなたは神の子です」とイエス様に信仰告白をして、礼拝し続けているのです。そうすると、人生の嵐が静まっていきます。実際にはイエス様が来られても嵐は引き続き吹き荒れているかもしれません。が、イエス様が来られると嵐の中であっても平安が与えられるのです。
今日もこうしていろいろな所から、この礼拝に神が招いてくださったのです。この教会ができたときからいる人も、数年前から来ている人も、そして今日始めてきた人もおられるかもしれません。そのわたしたちの歩みはいつも順調だとは言えません。教会も苦しいところがあるし、個人でもどうしてわたしがこんな目に遭わなければならないのかと神に叫びたくなることがいろいろあります。でも、わたしたちもずっとイエス様を礼拝し続けていて、イエス様に守られて、凪、平安を戴いているのです。わたしたちの教会の舟の旅がイエス様に守られたものでありますよう祈って、9月からの今年度の旅を続けて参りましょう。