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 Mobara Baptist Church

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「ホサナ」

2018年3月25日 塩山宗満

マルコによる福音書 11章1-11節 (新約 83ページ)

 イエス様はロバに乗ってエルサレムへ入っていかれました。ロバは少しのんびりしていて、馬に較べるとなんだか弱弱しいイメージです。一方、馬のほうは、たくましく、姿も立派でサラブレッドなどは流れるような美しいスタイルです。イエス様はなぜロバに、それも子ロバに乗っていかれたのでしょう。
 聖書の中では馬は軍隊と結びついていて、戦いのイメージがあります。それに対して、ロバは平和を意味しています。ですからイエス様はあえて平和の王としてロバに乗っていかれたのです。馬に乗ってみると高いところから見下ろすので、なんだか偉くなった気分になりますが、ロバに乗ってみると、人々と同じ目の高さでみんなと目を合わせることができるのです。
 イエス様の時代に生きていたら私たちもその群衆の中にいたかも知れません。幸い今のわたしたちはイエス様が語られた福音を、聖書を通して、教会を通して知ることができます。聖霊によって語りかけられ、祈ることを教えられ、福音を聞くことができます。寄り添って歩いてくださるイエス様を知っているわたしたちには、イエス様がおいでになることの真の意味を知らされています。このイエス様を心からお迎えすることができるので、「ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。」と叫ぶことができます。
 わたしたちも小さなロバに過ぎないでしょう。でも、皆さんお一人お一人にも、「主がお入用なのです」との声がかけられています。イエス様の歩みを聖書で読みながら、祈りながら、私たち一人一人に何ができるかを考え、どうぞお用いください、とお答えしていこうではありませんか。


日本バプテスト連盟
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牧師 塩山宗満