2018年5月13日 塩山宗満
マタイによる福音書 16章13-20節 (新約 31ページ)
わたしたちがイエス・キリストを救い主と信じたら、信じた者としてこの世を生きていくのですが、そこにはある種の責任が伴います。神に対してキリスト者として生きると言う使命を負って、この世を歩いていくのです。わたしたちには生きていく中で日々いろんな問題が起こって来ます。その中で、私たちイエスを主と信じるものがどのようにそれらの問題に対処して、判断して生きていけば良いかは、そのようなきちんと回答を記した辞書があるわけではありません。一人一人が主のまなざしを覚えつつ聖書に基づき自分で判断をしていかなければなりません。自分の仕事のこと、結婚のこと、家族のこと、ほかの人たちとの関係について、など様々なことを考えていかなければなりません。そのなかで、私たちが教会に加わることの意味を改めて整理して、書き出したものが「教会の約束」なのです。
皆さんのお手元の教会員手帳には、こういう説明がついています。 「バプテスト教会は神と人、人と人の契約共同体である。初期には各個教会が組織される時に、それぞれ独自の「教会契約(教会の約束)」が結ばれ、教会員はこれに署名した。この教会の約束は1859年のエドワード・ヒスコック(アメリカ)の教会契約が1870年以来、幾度かの改訳、改訂を経てきたものである。本来各個教会で作成されるはずのものであるから、あくまで〈参考用〉である。」とあります。最初の所を読んで、確認しておきましょう。
「私たちは神の恵みによって、イエス・キリストを主と信じ、バプテスマを受けて、主の教会に加わったので、聖霊の導きによって、喜んで互いにこの約束を致します。」