2018年5月20日 塩山宗満
使徒言行録 2章1-13節 (新約 214ページ)
その日、弟子たちはイエス様からの約束の聖霊を待って、二階家の一室に集まって祈りをささげていました。そこへ激しい風が吹いてきたような音が響き渡り、舌のようなものが炎のように分かれて集まっていた一人一人の上にとどまり、そしてその人たちがいろんな国の言葉で話し始めたのです。
世界にはいろいろな言葉がありますが、教会というところは、言葉は違っていても、中身は同じ、神の言葉が語られているところです。聖書をいろいろな国の言葉で読んでいけば、それぞれの国の言葉を通して、イエス・キリストという方がどんな方なのかを言葉が違っても理解しあえるということを示しています。ペンテコステの出来事は、神の言葉を自分の生まれ故郷の言葉で聴くことが出来たことで、それによって福音が自分のものになったことを示しているのです。
私たちの教会は茂原という町に建てられたバプテスト教会ですが、ここにはこの土地で生まれ育った人もいるし、日本中のいろいろなところから茂原に住むことになった人たちもいます。またアジア、アメリカ大陸、カリブ海地方から来た人たちまでこうしていっしょに集まって礼拝をしています。ですからいろいろな言葉が飛び交っています。手話も用いられています。そして、それぞれの違った言葉の人たちがこうして、一つ所に集まって礼拝をしているのは、ペンテコステの出来事がここでも起きていることなのです。
まもなく憩いの場の建設が進み、隣地のことがはっきりしてきたらきますから、この教会がこれからもますます神に用いられていくよう、みんなでお祈りをしていこうではありませんか。