2018年6月24日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 1章1-18節 (新約 163ページ)
「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。(1:1-3)」。ヨハネ福音書の最初の所は、この福音書を書いた人が属していた教会の賛美歌だったのではないか、と言われています。「言」とはしっかりとイエス・キリストのことを指し示して、救いの出来事はこの世が創られる前から始まっていたことを書きだしています。言であるイエス様が、この世に来てくださって、人間になって、この世で生きていかれたのです。
「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。(1:14a)」著者ヨハネはここで、この福音書で書きたいことをまとめて示しました。神の子が天地創造の時から神と共にいて、その神の子が地上に人となって降り、人々の救いのために働く、ということをこれからこの福音書は語るので、そのための基礎を据えたのです。
わたしたち茂原バプテスト教会は「肉となってわたしたちのあいだに宿られたキリストの栄光と真理を知った者たち」が集められた教会です。この場所で教会として働き始めて20年が過ぎ、つぎのステップのための準備をしています。今日の総会でそのことを確かめ、進めていくことになります。
今日の総会のもう一つの目玉は、執事の選出についての準備を行っていることです。総会後の懇談の時には執事選出の仕組みのことを学びます。そのことによってわたしたちの教会がまた一歩新しい歩みだしをすることができるのではないでしょうか。祈りつつこの総会を迎えましょう。