2018年10月28日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 10章7-18節 (新約186ページ)
「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。(10:11)」羊飼いは狼や狐やハイエナに出会ってそれと戦わなければならない荒っぽい仕事でした。イエス様はわたしたちの罪のために十字架にかかって死んでいかれました。教会は時に狼のような外からの危険にさらされるので、よい羊飼いに守ってもらわなければなりません。一方で、偽りの羊飼いがいると悲劇をもたらします。イエス・キリストをしっかり見上げた羊飼い、指導者が求められます。牧師はもちろんのこと、執事が、教師が、そしてお一人お一人が良い牧者としての務めを果たしていきたいものです。
「わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。(10:16)」イエス様は宣教の始めから福音が全世界に広がりを持つことを知っておられました。このみ言葉は、教会の進むべき方向を指し示しています 。
わたしたちの教会には最近初めて教会に足を踏み入れられた方もおられます。他の教会、教派でバプテスマを受けられた方たち、それに色々な国の人たちも一緒に礼拝に加わってくださっておりとてもうれしいことです。これらのかたがたとわたしたちの群れが目指すところを分かち合いながら、イエス様のこのみ言葉を実現していかなければなりません。毎年3000枚のクリスマス案内を配布してきたこと、この会堂に新しく「憩いの場」が建つことなどもその一つでしょう。そして、ここに交代はあるにしても牧師がきちんといることも教会の働きのひとつです。クリスマスに向けてご一緒に囲いの外に福音を伝えていきましょう。