2019年5月19日 塩山宗満
ルカによる福音書 4章16-30節 (新約 107ページ)
「皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。「この人はヨセフの子ではないか。」(4:22)」イエス様の力強い、めぐみの宣教は人々の心を打ちました。ところが、それを聞いていたある人たちはこのすばらしいメッセージをこの人はどこで手に入れたか、不思議に思い、そこから信頼が崩れていきました。
イエス様も安息日、当時は今の土曜日に会堂へ行かれました。会堂で聖書を読み、その解きあかしをし、それを集まった故郷の人たちが聞き、皆はイエス様をほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いたのです。今のわたしたちが主の日、日曜日に教会に行くのと同じです。私たちも、いつも、主の日には礼拝に出て、そして聖書の「恵み深い言葉」に聞き入り、みんなで賛美を歌い、祈り一週間をはじめています。
主イエスの福音は貧しい人に告げ知らされています。イエス様は捕われている人に解放を与えてくださり、目の見えない人に視力を回復させてくださいますし、抑圧されている人を自由にしてくださいます。わたしたちが喜びのうちにあっても、苦しみのうちにあっても、イエスさまが福音を持ってきてくださいます。聖霊を送ってわたしたちを解放してくださいます。み言葉を読み、このイエスさまがくださる自由を楽しみましょう。イエス様とともにいることを喜びましょう。皆で一緒に礼拝を献げましょう。ともにこの教会を基地として神のみ言葉を伝える働きに加わっていきましょう。そのことが、ここでイエス様が願っておられ、語ってくださったことをしっかり受け止めることになるのではないでしょうか。