2019年6月2日 塩山宗満
ルカによる福音書 5章1-11節 (新約 109ページ)
「しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と言って、一種の賭けをするようなつもりで漁をしたペトロ。彼は、イエス様の言葉に賭けて、そして大いなる祝福を得たのです。ペトロはその結果、たくさんの魚と、その後イエス様に従うと言う祝福を戴いたのです。
ペトロの仲間たちにとってはどうでしょう。ペトロへのイエス様からの祝福を目の当たりにして、自分もその祝福に包まれて、イエス様の呼びかけに答えて従っていくことになりました。
わたしはここを読んでいて、この舟のことを思いました。舟はイエス様に用いられて宣教の業に就きます。また、ペトロなどの使徒たちに用いられてたくさんの魚を獲り、人々に祝福をもたらします。そこで、この舟は教会ことだと思ったのです。というのも、このところ私たちの教会にいろいろな方が訪ねてこられます。それらの方々は決して人生が楽しくて仕方がないという人たちばかりではありません。さまざまな苦しみを抱えている方も多いのです。でも、神の言葉を聞きたい、神さまをたたえる賛美歌を歌いたい、そういう思いでここにお出でになります。この教会は20年程前に働きをはじめ、この茂原の地域で用いられてきました。
この茂原バプテスト教会にイエス様が、網を降ろせ、と言いつづけておられるので、私たちもふしぎにいろいろなところから集められてその働きに加わっているのです。ますます、舟がこわれるくらいたくさんの魚が獲れたようにこの教会も用いられていくように祈っていきましょう。このさかな獲りの働きに加わっていきましょう。今月も教会は働きつづけます。