2019年6月9日 塩山宗満
使徒言行録 1章1-11節 (新約 213ページ)
「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。(1:8)」聖霊によって主イエスを信じるものとされたキリスト者は力を受けて、地の果てまで、イエス様の証人となるといわれているのですが、地の果てとはどこでしょう。それは、神の言葉がまだ届いていないところです。この、使徒言行録の最初の所では、福音はまだエルサレム周辺だけでした。それがこの書を読み進むうちに、ユダヤとサマリア全土、さらに地の果て、当時で言えば、ヨーロッパ、アジア、アラビア、北アフリカへと広がっていきました。そして、日本にも、この茂原にも福音が届きました。
私たちの教会は茂原という町に建てられたバプテスト教会ですが、私たちの教会にはこの土地で生まれ育った人もいるし、全国のいろいろなところから茂原に住むことになった人たちもいます。またアジアの各地、カリブ海地方から来た人たちまでこうして一緒に集まって礼拝をしています。そして、手話も含め、それぞれの違った言葉の人たちがこうして、一つ所に集まって礼拝をしているのは、ペンテコステの出来事がここでも起きていることなのです。
ただ、私たちの周りにはイエス様の福音を知らない人たちがたくさんいますから、そういう意味では私たちの周りは、未だに地の果てなのではないでしょうか。さあ、使徒言行録を読みながら、この茂原の地で私たちがイエス様の証人となることができるよう聖霊の助けを祈りつつ、主のために働いていきましょう。