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 Mobara Baptist Church

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「多様性の中で働く聖霊」

2019年11月10日 伊藤世里江

 使徒言行録 2章1-13節 (新約 214ページ)

 世界祈祷週間のためのお祈りを心から感謝します。
 初代教会は教会のはじめから、多言語、多国籍の教会形成のチャレンジを受け、また、それまでのユダヤ教で絶対的な規範とされていた割礼を中心とする律法理解について、それまでの教会の常識を、「乗り越える」経験をさせられてきました。
 「一同が一つになって」集まっていたところに、聖霊が降り、聖霊が語らせるままに、他の国の言葉で話し出した。これが聖霊がくだった「しるし」でした。聖霊はひとつのかたまりで、集まる人たちを一つの考えにしてしまうのではなく、一人一人の上に別々にとどまり、そのしるしとして、一同は聖霊に満たされ、他の国々の言葉で語り出したのです。これをしなければ救われないと固く信じられたことを、それがなくても良いと切り替えていくことは、相当に抵抗があったことは想像がつきます。初代教会もまさに手探りで、違いのある人達と礼拝を共にすることを探っていったのです。
 正解があるわけではありません。しかし、主なる神からの最も大切な戒めである「神を愛し、隣人を愛すること」、これだけがあらわされるなら、バプテスマの形式や礼拝の形式にこだわる必要はあまりないと思います。日本の教会がこれから、生き生きと礼拝を捧げていくには、多文化共生教会は避けて通れないと思います。それは初代教会がすでにそのチャレンジを受け、ユダヤ人だけに与えられた救いという枠から、彼らはそれを乗り越えていったのです。
 初代教会からそうであったように、わたしたちは大胆に、いろいろな国の人たちや、さまざまな言語を持つ人たちが、共に礼拝する共同体をめざします。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

〒297-0012
千葉県茂原市六ツ野3394-5

TEL/FAX 0475-22-8275

牧師 塩山宗満