2020年1月5日 塩山宗満
ルカによる福音書 8章40-56節 (新約 120ページ)
この聖書の箇所には、私たちが持っている問題にどのように向かっていったらよいかが示されています。長年病を持っていた女性は、苦しみ続けていた時に、イエス様のことを「聞き」ました。どのようにしてこの人の所にイエス様のことが伝わっていったかは分かりませんが、誰かが教えたのでしょう。会堂長も同じようにイエス様の事を聞いて、み前へやってきました。教会はこの宣べ伝える働きをずっと担ってきたし、これからも続けていきます。
この女性は苦しみ悩んだ末、イエス様の衣にふれるという「行動」を取り、会堂長はイエス様の所へ駆け込みました。私たちが病気や、いろんな出来事で苦しみ、痛み、どうしてよいかわからずに悩んだ後、心を少しでもイエス様のほうへ向けて、行動をとり祈れば、イエス様はそれを聞いてくださって、安心していきなさい、と言ってくださるのです。私たちを身動きも出来ないようにしてしまっている問題があっても、神を信頼して、イエス様を救い主として信じて歩みをはじめると、一見状況が変わらないように見えるところでも、問題の根の一つが解決してがんじがらめになっていた事柄がほぐれてくるでしょう。
私たちがしなければいけないことは、イエス様のことを聞き続けること、イエス様に従う決心をすること、そして、わずかな信仰でもよいのです。心をイエス様に向けて、主よ、信じますと神と人との前に信仰告白をすることです。イエス様はそれを省みてくださり、私たちを解放してくださいます。2020年も主イエスを信じ、主イエスにお任せして私たちの人生を歩んでいきましょう。