2020年1月12日 矢野由美
詩編 100編 1-5節 (旧約 937ページ)
この箇所には、礼拝者としての姿勢と心構えが記されています。「賛歌、感謝のために」の小見出しから、「全地よ」の呼びかけで始まっています。この呼びかけは造られたすべてのものに向けられたスケールの大きさを感じます。人類を創造された神に心を尽くして賛美と礼拝をささげることは、私たち被造物として在るべき姿です。天地創造の神は、造られたすべてのものを治めるお方です。造られたすべてのものは、心を尽くし、喜びをもって神に栄光と賛美をささげるものとして呼び出されています。
「感謝の歌をうたって主の門に進み 賛美の歌をうたって主に庭に入れ。感謝をささげ、御名をたたえよ」4節。
生きているのは当たり前ではありません。私たちを造ってくださった神によって生かされています。天地創造の神は、すべてを最高のバランスで造られました。しかし、人間の欲によってこのバランスは崩され、今や地球環境の大きな問題となっています。私たちを造り治めて下さる神に感謝と賛美を捧げる、そこからすべての歩みが始まります。「主が、わたしたちを造られた」は、私たちは日々造り替えられる存在であるということでもあります。神は、いつも私たちの心を求めておられます。日々霊的に生まれ変わりたい願うものです。日々、み言葉に親しみ、祈り、礼拝を大切に歩む一年となりますように。私たちを新しく造り替えて下さる神さまに祈り、委ねて歩んでいきましょう。