2020年4月12日 塩山宗満
ルカによる福音書 24章36-49節 (新約161ページ)
主イエスは父なる神の御意志によって人としてヨセフとマリアの子どもとしてこの世にお生まれになりました。そして、少年時代、青年時代をガリラヤのナザレでお過ごしになり、30歳頃にガリラヤ湖の近くの町へ出てこられ、宣教をはじめられました。そして弟子たちを集め、神のことを語りつづけられました。その言葉と、なさった不思議な業は、世の底辺で生きていた人たち、罪人といわれる人たちには真の救いになったのですが、当時のユダヤ人の指導者たちには受け入れられず、とうとう彼らに逮捕され、十字架の上で苦しみながら死んでいかれ、そして復活されたのです。
「罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる(24:47a)」これこそがイエス様がこの世にお出でになったことの真の意味なのです。そして教会はこのために建てられました。この悔い改めを伝える先は、あらゆる国に対してと記されています。どうにも動きが取れなかった弟子たちにイエス様はあえて「あらゆる国」にこの悔い改めが宣べ伝えられるのだと語られ、さらに「あなたがたはこれらのことの証人となる(24:48)」と言われます。
罪の許しの悔い改めをして、イエス様を信じて従っていく、そのように生きていくことが私たちにも求められています。今は新型コロナウィルスの広がりがいろいろなことを邪魔しています。礼拝すら思うようにできないし、2020年度に計画したことが充分できないかもしれません。でもわたしたちもイエス様が願われたことを伝える証人として生きていくことができるよう祈り続けて行きましょう。