2020年4月19日 塩山宗満
コリントの信徒への手紙一 1章1-9節 (新約)
「神は真実な方です。この神によって、あなたがたは神の子、わたしたちの主イエス・キリストとの交わりに招き入れられたのです。(1:9a)」使徒パウロは、「神はパウロをコリントの町へ送り、そこに教会を建て、人々を集め賜物を与え、その人たちの働きを支えてくださる、そのような真実な方なのだ」と語ります。そして、コリントの教会が、この世で生き苦しみに会い、死んで、そして蘇られた主イエスとの交わりに加えられたのだ、と結論付けます。
使徒パウロがコリントの教会にあてた手紙のあいさつのところで語っていること、神がコリントの人たちの働きを支えてくださっていることは、同時に今の私たちにも語られていることです。神が不思議にこの茂原の町に福音を伝える人たちを送り、教会を建て、茂原周辺の人々にそのような集まりがあることを伝え、人々を招き、その人たちに賜物を与え、その人たちが神のために、また地域の人たちのために働くことを支えてくださっているのです。新型コロナウィルスの感染拡大を避けるために緊急避難的に礼拝をこのような縮小した形で行い、多くの皆さんにはネット経由で参加していただくような形になっていますが、神が私たち一人ひとりに期待しておられることは少しも変わっていません。この地域に神の言葉が広がるように願っているわたしたちに、今は何もすることがないように見えるかもしれません。でも今日は神の言葉を聞く、という祝福を戴きました。そこからまた、新しいことが始まっていきます。神から与えられている賜物を感謝し、それを活かして行こうではありませんか。