2020年8月9日 塩山宗満
コリントの信徒への手紙一 13章1-13節(新約 317ページ)
「それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。(13:13)」わたしたちの思いなどは廃れていきますが、神を信じ、神に希望を抱き、神を愛することはずっと続きます。信仰と希望と愛は主イエスの十字架の時から、主イエスが再び来られる時までわたしたちの生活を支え続けます。
教会の行うすべてのことは愛に基づいていなければならない、とこの聖書は伝えます。教会とは何をするところでしょう。教会の働きは、礼拝を守ること、バプテスマ、主の晩餐式にあずかること、そして、お互いの交わりによって、神がわたしたちを支えていてくださることを確かめること、これは牧会の働きでしょう。信仰と聖書に基づいてどのように生きていけばよいのかを示された私たちは、教会を基地としてそのことを一人でも多くの人たちに伝えていきます。そのためにいろいろな活動をしているのですが、その働きが愛によって行っていることをいつも確かめながら行いなさい、と今日の聖書は言っているのです。
愛は行動ですから、繰り返し行って体で覚えていくことです。そして、愛だけが残って、他のいろいろなものは消えていくのです。わたしたちはこれからどのように生きていったら良いでしょう。コロナがまた広がりを見せています。クリスマスをどのように迎えるか、イブ礼拝でこの町の人たちを招いていましたが、そのような働きを今年も行えるか、もしできない場合はどのようにこの町の人たちに福音を伝えていくか、知恵を使わなければなりません。皆さんもご一緒に考えてください。