2020年8月23日 塩山宗満
コリントの信徒への手紙一 15章1-11節(新約 320ページ)
主イエスの弟子たちはイエス様の生き様を思い起こし、イエス様の生涯が神の救いの業であると人々に伝えようとしました。そもそもイエス・キリストとはイエスは救い主であるという信仰告白です。初代教会は生まれてすぐに今日の聖書である「キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、 ケファに現れ、その後十二人に現れたこと。(15:3-5)」を信仰告白としました。
その後教会の伝統の中から使徒信条などが生まれ、宗教改革後には各教団が信仰告白を持つようになりました。
わたしたち日本バプテスト連盟は聖書を第一とすることと、個々人の尊重、各個教会の自主性の尊重という観点から教団としての信仰告白は持たず、協力伝道を勧めるための信仰宣言を、日付をつけて作りました。日付をつけると言うことはそれが絶対ではなく、時代の状況に応じて変わることがある、という意味です。ほとんどの教会が、それぞれ教会としての信仰告白を備えています。わたしたち茂原教会も設立されるときに教会としての信仰告白を作りました。これは毎週の週報の裏面に載せてあります。
わたしたちは一人一人が主イエスを救い主と信じて受け入れるときに、自分の言葉で信仰を言い表します。皆さんもこの教会に加わるときに信仰告白を書いて、礼拝の中でそれを読み、教会員一同の賛同を得てこの教会のメンバーになられたでしょう。信仰が揺れ動いた時はご自分の信仰告白を思い返して、信仰の原点に返ってみると良いのではないでしょうか。