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 Mobara Baptist Church

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「死者の復活」

2020年8月30日 塩山宗満

 コリントの信徒への手紙一 15章12-28節(新約 320ページ)

 パウロは、もし死者の復活、キリストの復活がないとすれば、クリスチャンはこの世で最もみじめな人生だと、と述べた後、いや、そうではなく確かにキリストは死者の中から復活されたのだと高らかに宣言します。「しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。(15:20)」
 コリント教会の人たちはキリストが復活されたことは信じていましたし、それをもとに自分たちの生活を主イエスの言葉にしたがって生きていくのだ、ということは理解していましたが、そのことと自分たちの将来のこと、自分たちの死後のことと直接関係があるとは考えていませんでした。そこでパウロは、人類すべてに復活があり、その最初の出来事として、キリストが復活された、と語ります。復活はただの理論とか幻想とかではなく、12使徒や大勢の信徒たち、そしてパウロにもキリストが現れてくださったという証言ではっきりしているのです。聖書では、パウロが語るように死者の復活が主イエスだけに起こるのではなく、すべての人に復活があるということが語られているのです。
 今日の聖書が語っていることは「キリストが死に打ち勝ったことはたしかで、それによってキリストに属する者みんなが、将来復活するのだ」と言うことです。わたしたちが信じているイエス・キリストにある信仰は無駄ではなく、大いなる祝福であることを語っています。
 わたしたちが今なすべきことはキリストがもう一度来られる時まで、神の言葉を聞き続け、福音をこの地で語り続け、神の愛をわたしたちの周りの人たちに示し続けることなのです。


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牧師 塩山宗満