2020年9月6日 塩山宗満
コリントの信徒への手紙一 15章35-49節(新約 321ページ)
「最初の人は土ででき、地に属する者であり、第二の人は天に属する者です。土からできた者たちはすべて、土からできたその人に等しく、天に属する者たちはすべて、天に属するその人に等しいのです。わたしたちは、土からできたその人の似姿となっているように、天に属するその人の似姿にもなるのです。(15:47-49)」最初の人間アダムは土から出て神に息を吹き込まれて生きるものとなりましたが、それは死すべき命でした。それに対して最後のアダム、キリストはいのちを与える霊となって、天から出たのです。キリストはこの地上に神から遣わされましたが、わたしたちの罪を赦し復活の命を与えるために、一度死ななければなりませんでした。キリストがこの世に来られたことによって、そのキリストに出会い、キリストを信じて従う信仰告白をし、バプテスマを受けたキリスト者は終末を待つまでもなく「天に属する人」と呼ばれるのです。
キリストに従う人は復活する、それも今のそれぞれの体を蒔いて、そこから新しい霊の体がよみがえると今日の聖書は語ります。主イエスはこの地上ではどのような毎日を送っておられたでしょう。貧しい人や病の人々を訪ね、はげまし、そして神の国を宣べ伝えていました。そしてその働きを弟子たちに委ねて行かれました。わたしたちは
「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。(テモテ二4:2)」と記されているようにこのコロナ禍の時代に主に仕え続けることが求められているのではないでしょうか。「天に属する人」らしく、知恵を用いて、体を用いてご一緒に主のために働いて参りましょう。