2021年4月18日 塩山宗満
ルカによる福音書 16章1-13節 (新約 140ページ)
管理人が主人に借りのある人たちを助けたことは、主人から職を取り上げられたときに、助けてもらい、それぞれの家に迎え入れてもらうことでした。そこでイエス様が言われることは、あなたたちは自分の財産で人を助け友だちを作ることができる。その友人は、あなたが困っている時に、手をさしのべてくれ、しかも「永遠の住まい」に招き入れてくれるのだ、と言われます。
人との関わりで、わたしたちは毎日小さなことをするでしょう。大きなこととは小さなことの積み重ねなのです。だから小さなことに忠実であれば、大きいことにも忠実になるでしょう。10-12節でイエス様が言おうとしておられるのは次のようなことです。「人々は富や財産はこの世で一番大事なものと思ってしまう。でも実際は、神が与えられる賜物の内で富や財産はわずかな部分であって、最も大事なものではない。富や財産は時に増えもし、減りもするだろう。その小さな賜物である、富や財産であっても忠実に、感謝をもって与えてくださった神の御心にふさわしい用い方をしなければならない。そうしないと神が与えようとしておられる大きな恵みの賜物を戴いたときに忠実にそれを用いることができないだろう。」
「どんな召し使いも二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。(16:13)」これは今日の聖書の結論です。主イエスの弟子は主の僕ですから、その他の主人に仕えることはできません。私たちも生涯を主イエスに献げて、ご一緒に歩んでいきましょう。