2021年5月2日 塩山宗満
ルカによる福音書 17章1-10節 (新約 142ページ)
ここで語られていることは「弟子たちの生き方の基本」と言うことになるでしょう。ここにはイエス様が話されたことがいくつかまとめられています。1-2節では兄弟に対してつまずきをもたらすものは首に挽き臼をかけられて海に投げ込まれてしまう方がましである、と言われます。3-4節では自分や共同体に罪を犯した人を赦すことが語られています。このことを守るのが難しそうなので、信仰を強めてくださいと使徒たちが5-6節で願うのですが、イエス様が「からし種ほどの信仰があれば」それで十分だと言われます。そしてたとえ、「命じられたことをしたからと言って自慢するのではなく、謙虚に「しなければならないことをしただけです」と言いなさい、と僕の役割に徹しなさい、と言われます。
今日の聖書でイエス様が言っておられることをまとめてみると、次のようになるでしょう。「人々をつまずかせるな。罪を犯す人々を見つけたら戒めなさい。そして何度でも赦しなさい。今与えられている信仰をしっかり持ち続け神を信頼しなさい。神の前に謙虚に献身し、何も報いを求めるな。」
私たちが、主イエスの僕であることをわきまえ、み心に従って主に仕えて生きようとすることを、主は心から喜んで下さり、僕であるはずのわたしたちに仕えて下さり、十字架の死と復活によって永遠の命にあずからせて下さるのです。
この教会がこれからやっていきたいことがたくさんありますから、何を第一にしていけばよいのか、選んでいかなければなりません。主のお支えを心から願い、主が喜んでくださることを期待しながら、ご一緒に主イエスに仕えていこうではありませんか。