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 Mobara Baptist Church

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「主は羊飼い」

2021年10月10日 塩山宗満

 詩編 23編1-6節 (旧約 854ページ)

 この詩編で、詩人は自分の人生をふりかえり、かつては、多くの苦しみや命の危機もあったけれども、神を信頼し、神に伴われて、無事歩みを続けられたことの喜びと感謝を歌いあげています。
 ここを読みながら、見失った一匹を見つけ出すまで捜し回り、又、この囲いに入っていないほかの羊をも導かなければならないと言われる羊飼い、イエス様を思います。私たちの社会、そして世界中を見回すと、追われたり、逃げたりさまよい歩く人々は多く、闇の勢力に無防備に晒されて苦しんでいる人たちが沢山います。鞭と杖とによって敵から守ることのできる力強い羊飼いよって必ず守られるという希望が生まれます。
 詩人は最後にこう語ります。「 命のある限り、恵みと慈しみはいつもわたしを追う。主の家にわたしは帰り、生涯、そこにとどまるであろう。」彼はこれまでに主が「青草の原」へ、また「憩いの水のほとり」に連れて行ってくださり魂を生き返らせてくださった経験があります。また、主が共にいてくださるので、死の陰の谷をいくときも恐れることはありませんでした。そして、今主がこの詩人を食卓に招いてくださり、その喜びを叫んでいます。そしてこれからの生涯ずっと主の元にとどまるという信仰告白をしています。過去、現在、未来に渉って自分の全存在をかけて主に従うと宣言しているのです。
 この詩編を好きだという人がたくさんいます。それはこの詩が主への信頼をしっかり歌い上げているからでしょう。わたしたちも安心してこの羊飼いである、イエス・キリストにより頼んで、主の家に帰り、生涯そこに留まる、と言う人生を歩んでいこうではありませんか。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満