2021年12月26日 塩山宗満
ルカによる福音書 24章44-53節 (新約 161ページ)
2021年最後の礼拝になりました。皆さんにとってこの年はどんな年だったでしょうか。教会としては先週の伊藤敏男さんのバプテスマという大きな喜びで今年の締めくくりになりました。私たちは毎日をしっかり方向を見据えて生きていくために、軸となるものをもっていないと物事の判断を誤ってしまいます。
その軸は、次の言葉でしょう。「罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる(24:47)」この「あらゆる国の人々に宣べ伝える」という務めが弟子たちに与えられました。でも、どう見てもその時の弟子たちにそんな力があるようには見えませんでした。イエス様はそのことも良くご存知でした。そこで、「わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」と言われます。イエス様は父なる神が約束されたもの、聖霊が与えられるので、ここでしばらく待ちなさいといっておられるのです。私たちも時には聖霊の導きを待つことを覚えなければならないのかもしれません。
わたしたちは罪の赦しの悔い改めをして、イエス様を信じて従っていく、そこをしっかり持って生きていくことが必要なのです。
さあ、準備は整いました。イエス様は天に帰っていかれ、弟子たちはエルサレムに戻って神さまの約束が果たされるのを待ちます。教会の誕生が目の前です。来週から使徒言行録を読んでいきます。弟子たちがどのように聖霊によって歩まされていったかをわたしたちも一緒に確かめていきましょう。そして、わたしたちも送り出されていきましょう。