2022年1月2日 塩山宗満
使徒言行録 1章1-11節 (新約 213ページ)
新年おめでとうございます。2年続けてコロナに振り回されてきましたが、教会としては何とか対応できていったのではないでしょうか。12月にはバプテスマ式があり、一年の良い締めくくりになりました。「主イエスを救い主と信じます」という人が続いて現れるよう祈ってまいりましょう。
使徒言行録の著者ルカは、残された主イエスの弟子たちがこれから生きていく力をどこからもらっていけばよいのかをしっかりと書き残しました。イエス様が十字架にかけられ、死んで葬られたこと、でもその死から甦ったこと、イエス様を信じるものには聖霊が与えられるということをしっかりと信じ、聖霊に助けられ、導かれて生きていくことがキリスト者、そして教会の歩む道なのだと記しているのです。
主イエスを信じるものは地の果てまで、イエス様の証人となるといわれたのですが、地の果てとはどこでしょう。それは、神の言葉がまだ届いていないところです。この使徒言行録が書かれたときは、福音はまだエルサレム周辺だけでした。それがこの書を読むとユダヤとサマリア全土、さらに地の果て、当時で言えば、ヨーロッパ、アジア、アラビア、アフリカへと広がっていきました。そして、日本にも福音が到達し、茂原にも来たのです。けれども、茂原の私たちの周りにはイエス様の福音を知らない人たちがたくさんいますから、そういう意味では私たちの周りは、依然として地の果てなのではないでしょうか。私たちの地の果てはどこか、そこで私たちは何をすることがイエス様から求められているのかを確かめながら、今年もご一緒に歩んで参りましょう。