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 Mobara Baptist Church

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「ステファノの殉教」

2022年5月8日 塩山宗満

 使徒言行録 7章54節‐8章3節 (新約 227ページ)

 ステファノの弁明の言葉を最高法院の議員たちは、はじめは興味深く聞いていたに違いありません。イスラエルの歴史をきちんとたどっているし、神がイスラエルの民に語りかけ、愛を示していかれたことは間違いのないことだからです。けれども、ステファノは最後に「そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった。(7:52)」と言って、あなたがたユダヤ人は救い主が来られると語った預言者を殺すだけでなく、とうとう救い主ご自身を十字架にかけて殺してしまったのだ、と詰め寄ります。この言葉を聞いて、最高法院の議員たちは悔い改めるのではなく、怒りを留めることができなくなりました。ユダヤ人たちはステファノを都の外に連れ出して、石を投げ始めました。神を冒涜したものは石で撃ち殺されなければならない、とこれはレビ記に記されています。
 そして生まれたばかりのキリスト教会に大迫害が襲ったのですが、この迫害によってさまざまな地方へ散らされていったのはギリシア語を話すユダヤ人たちでした。
 そして、ここからキリスト教会も新しい時代に足を踏み入れていきます。迫害がそうさせたのですが、エルサレム中心の教会からイエス様の教えがユダヤとサマリアの各地、そして全世界に広がっていきました。転んでもただでは起きないキリスト者は行った先々で福音を告げ知らせていったのです。
 私たちもこの茂原の地で共に集まって、礼拝をしつづけ、み言葉を宣べ伝えつづけています。これからもしっかりイエス様を信じて、礼拝をしつつ、仲間を招き続け、人生を歩んでいこうではありませんか。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満