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 Mobara Baptist Church

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「神が成されるから、求めなさい」

2022年5月22日 三羽善次

 マタイによる福音書 7章7‐12節 (新約 11ページ)

 わたしたちの悩みの大半は人間関係によるものだと言われます。わたしたちは相手に対してこうしてほしい、こうあってほしいと求め、期待することから、悩みが湧いてくるのです。しかし、それらはだいたい失望に終わります。だから相手に何も求めないのが最良の方法かもしれません。こういうわたしたちに対して、主イエスは「求めなさい、そうすれば与えられる」と言います。人間関係で相手に求めることに懲りたわたしたちに対して、神様に対してはどこまでも祈り求めなさい、と言われるのです。神様に対して求めるのは神様が真実を成されるからです。キリスト教の信仰は神様に信頼することに始まり、神様に信頼することで終わります。信仰は信頼です。
 神様に対して初めからあきらめるのは不信仰です。詩編118編では、「神はわたしたちの味方だから、人に頼らず、主を避け所としよう」と言います。主を呼び求める者には、主は応えてくださる、だから求めなさいと言うのです。しかし実生活の中では祈っても、求めてもかなえられないことは多くあります。祈りが聞かれないにもかかわらず、なお信頼していくのが信仰です。個々の祈りが聞かれなくても、大局的にはあるいは、終わりには神様の恵みの元に生かされているのが信仰者です。神様はわたしたちの人生の味方なのです。そして、神様がわたしたちに先行して成してくださると同じように、わたしたちも人の必要を先に受け止めて、その必要を満たすものにならなければなりません。人からしてほしいことはあなたも人にしてあげなさいと言うイエス様の言葉はそういう意味です。


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