2022年5月29日 塩山宗満
使徒言行録 8章26‐40節 (新約 228ページ)
フィリポは聖霊に導かれて、エチオピアの高官が乗っている馬車に走りよります。高官が預言者イザヤの書を朗読しているのが聞こえると、「読んでいることがお分かりになりますか」と声をかけます。この高官は「手引きしてくれる人がなければ、どうして分かりましょう」と言って、馬車に乗ってそばに座るようにフィリポに頼みます。この人はイザヤ書53章7-8節を読んでいたのです。そして、「いったいここで言っている人は誰のことなのですか」とフィリポに尋ねます。そこで、フィリポはこの聖書のところから説き始めて、イエス様の福音を語ったのです。
皆さんは聖書をどのように読んでいますか。このエチオピアの高官のように読んでいてもわからず、手引きが必要なときもありますね。6月から第1週に行う教会学校の研修の時に用いるテキスト、「教会学校ハンドブック」には「み言葉の三つのチャンネルと教会学校」というところでこう記されています。わたしたちの信仰生活では、「日曜日の礼拝説教で聞く」というのが一つ、もう一つは各人が静まって聖書を開き、読み、祈る時を持つ、そして三つ目が教会学校のクラスで仲間たちと一緒に読むというチャンネルがあり、このチャンネルを有効に用いましょう、と述べています。教会が行っている祈祷会、聖書を読む集いなどでも共に聖書を読む機会があります。どうか皆さんその機会を十分活用して、お一人お一人の成長に役立ててください。
私たちもこのエチオピアの高官のように、喜びながら礼拝を続けていきたいと願います。さあ、しっかりイエス様を信じて、礼拝をしつつ人生を歩んでいきましょう。